【2026年7月版】プライオリティ・パス付帯クレカおすすめ|楽天プレミアムの改悪で一度解約した私が今選ぶなら

旅の戦略・テクニック

はじめに

昨年、プライオリティパス目的で使ってきた楽天プレミアムカードを解約した方は少なくないはずです。それまで回数を気にせず使えていたのが、無料で使えるのは年5回まで。そうなると「年会費を払ってまで持つ意味、あったっけ?」と冷静になってしまい、私も昨年、更新する前に手放しました。

(振返り)2025年の楽天プレミアムカード「プライオリティ・パス」改悪まとめ

コスパ最強と謳われた楽天プレミアムカードのプライオリティ・パス特典ですが、2025年1月に大きな仕様変更(改悪)が行われました。主な変更点は以下の2つです。

1. 利用回数の制限(無制限 ➔ 年5回まで)
  • 変更前: 何回でも無料で利用可能(回数無制限)
  • 変更後: 年間5回まで無料(6回目以降は都度35米ドルの自己負担が必要)
2. 利用対象施設の制限(食事・休息施設等が利用不可に)
  • 変更前: 空港ラウンジに加え、提携レストラン、スパ、リフレッシュ施設、カプセルホテルなどがすべて利用可能
  • 変更後: 国内・海外ともに「ラウンジ」施設のみ利用可能(レストラン等のラウンジ以外の施設はすべて対象外)

年会費たったの11,000円で「ぼてじゅう」などの空港レストランで実質無料で食事ができる神特典は完全に終了。。。

一旦改悪によってカードを解約したものの、旅の楽しみがなんか一つ欠けたような感じがして、「次どうしよう」と乗り換え先を探している人は、私を含めてたぶん多いはず。この記事は、そんな人に向けて、いまゼロから選ぶならどのカードかを徹底的に解説します。

結論だけ先に言うと、「あなたがどんな旅の仕方をするか」で答えは3つに分かれます。その3タイプと、私自身の結論は記事の後半で。まずは前提から整理させてください。

(復習)プライオリティ・パスとは? ラウンジだけじゃない、という話

(基礎的な内容ですのでプライオリティパスがわかる方は読み飛ばしてください

プライオリティ・パス(以下PP)は、世界の空港ラウンジや提携施設を使える会員サービスです。多くのクレジットカードに付帯していて、対象カードを持っていれば追加料金なし(または割安)でラウンジに入れます。

PPで使えるのはラウンジだけではなく、大きく分けて2種類あります。

  • ラウンジ:いわゆる空港ラウンジ。これはPP付帯カードならどれでも使えます。
  • 食事・休息施設:PP提携の空港レストランや、休息・リフレッシュ(スパ、仮眠、シャワー等)施設。こちらはカードによって使える・使えないが分かれます

つまり「PP付き」と書いてあっても、ラウンジしか使えないカードと、レストランやリフレッシュ施設まで使えるカードがある。ここが今のカード選びで一番の分かれ目です。

もうひとつ大事なのが回数の数え方。無料回数が決まっているカードの場合、ラウンジも食事施設も休息施設もぜんぶ合算で数えます。1施設に入るたびに1回消費。ラウンジに入ってからレストランもハシゴすると、それだけで2回使ったことになるので、回数制限ありのカードは「使い方」で持ちが大きく変わります。

そして注意点。2025年8月以降、国内の食事・休息施設は「出発の3時間前以内」かつ搭乗券の提示が必須になりました(到着後の利用は不可)。国内で使う予定がある人は、この時間ルールを頭に入れておくと安心です。

過去の思い出:私はこんな使い方をしてきました

実際に過去に使ったときの古き良き思い出・体験をいくつか振り返ります。

セントレア(中部国際空港) 日本一のプライオリティパスの天国。ラウンジはもちろん、レストランは3箇所使える上、なんといっても温浴施設「くつろぎ処」でお風呂にも入れてしまう。中京圏に住んでいる旅行好きの方は絶対にPPは持っておいて損は無いべきですね。

セントレア内の温浴施設「くつろぎ処」エントランス
くつろぎ処の PPでいただける食事セット

成田空港 レストランが充実している印象。特にT1の「やんま」は高品質なすき焼きセットはこの空港のPP利用の目玉施設でしたね。そして、わざわざT3まで行って、「ぼてじゅう」のお好み焼きもよくいただいていました(テイクアウトも可能なので、旅行帰りに持って帰って、自宅の晩御飯として何度も重用しました。)

やんまのすき焼きセット
ぼてじゅうのテイクアウト。PPユーザーの主食のどら焼きもおなじみですね笑

バンコク(スワンナプーム  海外、とくに乗り継ぎや深夜便での価値は別格でした。長い待ち時間を、ラウンジや提携レストランで食事しながら過ごせるだけで、旅の疲れ方がまったく違う。「ここで一息つけるかどうか」で旅全体の満足度が変わるんだと実感した一枚です。

バンコクのミラクルラウンジ
ミラクルラウンジのカオマンガイ

こういう体験があるからこそ、「ラウンジだけは手放したくない」という今回のテーマにつながっています。

修行はめんどくさい。SFC改悪でラウンジ難民になる人にこそ

ここからが、この記事で一番伝えたい話です。

ラウンジ目的で上級会員(SFCなど)を目指して「修行」する人は多い。でも修行は、お金も時間も、けっこうな覚悟が要ります。さらにSFCは直近では制度の見直しで、これまで使えていたラウンジ特典が細くなる動きも出てきています(※具体的な内容は変動するため、最新情報は各公式でご確認ください)。せっかく取った/取ろうとしている資格で「ラウンジが使いにくくなる」となると、モチベーションも揺らぎますよね。

修行のコストと手間を考えれば、カード1枚でラウンジ・食事施設の問題が片付くなら、十分に合理的な代替案になります。

「修行はもういいかな」「SFCの改悪でラウンジが微妙になりそう」という人は、まず次の表で、自分に合う1枚を探してみてください。とはいえ、PPを付帯できるクレジットカードはその利用条件がカード会社によって様々に分かれており非常に複雑化しています。したがって、それぞれのニーズによって、最適なクレカを契約する必要があるので、日本でPPが付帯可能なクレジットカードの情報を調べた渾身の表を以下にまとめました。

まずはここだけ:早見の一覧表

迷ったら、まずこの早見表。回数制限の「あり ()/なし()」と分けた上で、「食事・休息施設」が国内・海外で使えるかが一目で分かります。

【Tips】なぜ国内と海外で、レストランの扱いが違うカードがあるのか?

「海外では空港レストランが使えるのに、国内はラウンジだけ」——そんなカードが増えています。これには理由があります。もともと国内のプライオリティ・パスはラウンジ中心でしたが、そこに提携レストランやリフレッシュ施設が加わり、1回で食事代がまるごと無料になる“おいしすぎる”状態になりました。制限区域の外にある施設もあって、到着後や国内線でも使え、1日に何度も利用できたため、連日行列ができるほどの人気に。。。

問題は、そのコストを誰が負担するか。利用者の急増で、カード会社がプライオリティ・パスの運営元に払う手数料が想定を大幅に超え、各社は特典の縮小を迫られました。要は「お得すぎて制度として成立しなくなった」わけです。ここでカード各社が選んだのが、利用の集中していた国内の食事・休息施設だけを対象外にし、海外は従来どおり残すという形。これが「国内は×・海外は〇」というカードが生まれた正体です。さらにPP全体のルールとして、国内施設は出発直前かつ搭乗券の提示が必要になり、“使い倒し”もできなくなりました。

結果として、いま国内のレストランまで使えるカードは数えるほど。だからこそ、この記事で繰り返している通り——「国内のレストランまで使えるか」が、いまのカード選びで一番の分かれ目です。

食事・休息施設の早見表

食事・休息施設=ラウンジ以外の提携施設(レストラン+休息・リフレッシュ/スパ等)。〇利用可/×不可(ラウンジは全カード利用可)2026年6月時点

回数制限あり

カード年会費(税込)食事・休息施設※1回数制限※2
国内海外
住信SBI プラチナデビット11,000年3回
楽天プレミアム11,000××年5回
ミライノ Travelers Gold11,000××年3回(7/1〜)※5
アメックス・グリーン13,200××無料枠なし(都度35USD)※3
UCプラチナ16,500×年6回
apollostation THE PLATINUM22,000年30回(8/3〜年5回)※5
静銀セゾンプラチナ・アメックス22,000年10回(12/1〜)※5
ダイナースクラブ29,700×国内無制限
海外年10回
ANAアメックス・ゴールド34,100××年2回
アメックス・ゴールド・プリファード39,600××年2回

回数制限なし(使い放題)

カード年会費(税込)食事・休息施設※1
国内海外
三菱UFJプラチナ・アメックス22,000××
JCBプラチナ27,500×
エポスプラチナ30,000
セゾンプラチナ・アメックス33,000
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス33,000
楽天ブラック33,000××
JALカード プラチナ34,100×※4
TRUST CLUB プラチナ Visa38,500×
ラグジュアリーカード Titanium55,000
三井住友カード プラチナ55,000×
アメックス・プラチナ165,000××
  • ※1 食事・休息施設=PP提携の空港レストラン+休息・リフレッシュ(スパ等)施設。ラウンジ自体は全カードで利用可。
  • ※2 回数制限欄の数字は、ラウンジ+食事施設+休息施設の合算(1施設の利用=1回)。
  • ※3 アメックス本体(American Express International)発行カードは、PPがラウンジのみで食事・休息施設は国内外とも不可(グリーンは無料枠がなく毎回US$35)。ブランドがAmexでもセゾン・出光・静銀セゾン発行は施設利用可。
  • ※4 JALカード プラチナの海外施設はJCBブランド基準(Amexブランドは不可)。
  • ※5 ミライノ Travelers Goldは2026年7月1日より年3回・ラウンジのみ(食事/休息施設は不可)。apollostation THE PLATINUMは2026年8月3日より無料が年5回に縮小。静銀セゾンプラチナは2025年12月1日より年10回(食事/休息施設は継続)。

カード別の細かい条件で比較する

「年会費」「家族カード」「同行者」まで含めて、全条件で見比べたい人向けのフル比較表です(上のHTMLに含まれています)。家族で使いたい人は「家族カード」「同行者」の列を、回数を気にしたくない人は「回数制限」の列を中心にチェックしてみてください。

全条件で比較する|プライオリティ・パス付帯クレカ(年会費の安い順)

カード年会費/家族(税込)主な特典・保険回数制限国内
食事・休息
海外
食事・休息
同行者
楽天プレミアムVisa / MC / JCB / Amex11,000/550円(2枚)海外旅行保険が自動付帯。家族カードも付帯年5回××35USD
住信SBI プラチナデビット※7住信SBIネット銀行・デビットMastercard11,000/
—(家族カードなし)
審査なしのデビット。モバイル端末補償・招待日和年3回(暦年)35USD
ミライノ Travelers Gold住信SBI/ライフMastercard11,000/
無料(3枚)
家族3枚無料で全員PP付帯。7/1〜ラウンジのみに年3回(7/1〜)※5××35USD
アメックス・グリーンAmex13,200
(月1,100)/6,600円
スマホ補償・各種旅行保険。PPは無料枠なし無料枠なし(都度35USD)※3××35USD
UCプラチナVisa16,500/3,300円海外最高1億・家族カードも同補償。家族もPP可本人・家族 各 年6回×35USD
apollostation THE PLATINUM出光/セゾン発行Amex22,000/3,300円(初年度無料)海外最高1億。家族カードもPP付帯年30回(2026/8/3〜年5回)※535USD
静銀セゾンプラチナ・アメックス静銀セゾン発行Amex22,000/
無料1枚(2枚目3,300円)
家族カードもPP付帯(珍しい)・海外最高1億年10回※535USD
三菱UFJプラチナ・アメックスMUFG発行Amex22,000/
無料1枚(2枚目3,000円)
家族特約あり。家族カードもPP付帯無制限××2,200円
JCBプラチナJCB27,500/
無料1枚(2枚目3,300円)
海外・国内最高1億。グルメベネフィット無制限(本会員のみ)×2,200円
ダイナースクラブDiners29,700(初年度無料CP)/無料海外旅行保険が自動付帯。家族カードもPP発行可国内無制限+海外年10回×別途PP要
エポスプラチナVisa30,000(招待で20,000)/—年100万利用で2万pt・海外最高1億。本会員のみ無制限35USD
セゾンプラチナ・アメックスセゾン発行Amex33,000/3,300円(4枚)海外最高1億・家族特約あり。レストラン継続無制限35USD
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスセゾン発行Amex33,000(初年度無料)/3,300円個人カードを無料発行可。保険は利用付帯無制限35USD
楽天ブラックVisa / MC / JCB / Amex33,000/
無料2枚
海外保険が自動付帯。同伴者2名まで無料・家族もPP無制限(同伴2名まで無料)××同伴2名無料
JALカード プラチナJCB / Amex34,100/17,050円JALマイル還元1%。ビジネスクラスCIカウンター無制限×※435USD
ANAアメックス・ゴールドAmex34,100/17,050円入会マイルが手厚い・海外最高1億年2回××35USD
TRUST CLUB プラチナ Visa三井住友トラストクラブVisa38,500/(家族はPP不可)海外最高1億・ダイニングセレクション・コンシェルジュ無制限(本会員のみ)×35USD
アメックス・ゴールド・プリファードAmex39,600/
無料1枚(2枚目〜19,800円)
海外最高1億・家族特約・航空遅延補償が充実年2回××35USD
ラグジュアリーカード TitaniumMastercard55,000/16,500円国内外レストラン継続。家族カードもPP無制限35USD
三井住友カード プラチナVisa / MC55,000/無料海外最高1億が自動付帯・家族特約無制限×35USD
アメックス・プラチナAmex165,000/無料4枚家族カードもPP付帯(最大6名)。保険が最厚無制限××同伴1名無料

おすすめ3タイプ:あなたはどれ?

ここからが本題。旅のスタイル別に、3つに分けました。

タイプ① 久々の海外を“格上げ”したい記念旅行タイプ

しばらく海外から遠ざかっていて、次の一回は新婚旅行・記念日・親孝行旅行のような特別枠。年に何度も行くわけじゃないけれど、たまの一回はちゃんといい思い出にしたい——そんな人。

円安で「前ほど行かなくなった」人こそ、回数より“一回の密度”。年5回も要らないけど、出発前のラウンジや食事施設で旅を始まりから良くしたい、という気持ちにちょうどハマります。

おすすめ:住信SBI プラチナデビット(年会費11,000円・年3回・国内も海外も食事施設○・審査なしのデビット)。「年3回」が、むしろ年に数回の特別な旅にちょうどいい。デビットなので持ちやすく、久々の海外復帰のお供にも気負わず使えます。

タイプ② 夫婦・家族で年数回の旅行で一緒に使いたいタイプ

パートナーや家族と旅行して、2人ともラウンジ・食事施設を使いたい人。楽天が家族カードのPP付帯を絞った点に不満があった層にも刺さります。

おすすめ:静銀セゾンプラチナ・アメックス(年会費22,000円・家族カードにもPP付帯・本会員/家族 各年10回・国内も海外も食事施設○)。家族カードにPPが付くカードは希少で、2人で使えば実質1人あたり約11,000円。年10回ずつあれば家族旅行には十分です。

「海外旅行の時だけ」「回数だけ夫婦で欲しい」ならUCプラチナ(家族も年6回ずつ)も候補。比較してみてください。

タイプ③ 回数無制限で、国内レストランまで使い倒すタイプ(ヘビーユーザー)

出張・旅行が多く、回数を気にしたくない。国内空港でも食事施設まで使いたいし、多少の年会費は元が取れる。ステータスもほしい人。

おすすめ:エポスプラチナ(年会費30,000円/招待で20,000円・回数無制限・国内も海外も食事施設○)。またはセゾンプラチナ・アメックス(年会費33,000円・無制限・国内外○)。いまや数少ない「無制限かつ国内レストランまで対象」のフル装備枠です。

最上位志向で、PP以外の特典(Hoteluxなど)も享受したい場合はラグジュアリーカード Titanium(55,000円・無制限・国内外○)も選択肢です。

まとめ

昨年の楽天の改悪は残念でしたが、おかげで「自分は何回・どこまで使うのか」を見直すきっかけになりました。PPカードは“付いているか”ではなく“何回・どこまで使えるか”で選ぶ。これさえ押さえれば、改悪が来ても慌てずに乗り換えられます。常に一方で制度改定は常に起こり得るので、適宜条件を見直すのがおすすめです。

あなたが①②③のどれに当てはまったか、ぜひ早見表と見比べて決めてみてください。修行に疲れた人、SFCの先行きが不安な人にとっても、年1〜3万円台のこの選択肢は、想像以上に現実的なはずです。

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