「JALとANA、どちらのマイルを貯めるべきですか?」
マイルに少しでも興味を持つと、必ず一度はぶつかる問いだと思います。
私自身は外航系のマイルを使うこともありますが、日本に住んでいる限り、多くの方にとって最初の選択肢は
日本航空(JAL)か、全日本空輸(ANA) でしょう。
情報も多いですし、クレジットカードも充実しています。
「とりあえずどちらかで始める」というのは、とても自然な流れです。
実際、多くの人は最初に乗った航空会社でマイル口座を作り、そのままなんとなく貯め続けるのではないでしょうか。
両方を本気で同時運用する人は、そこまで多くない印象です。
では、JALマイルとANAマイル、どっちがいいのか。
正直に言うと、半分はこう思っています。
「好きな方でいい。」
機内の雰囲気でも、ロゴでも、なんとなくの安心感でもいい。
長く付き合うものなので、直感は意外と大事です。
ただ、会社員として働きながら、限られた休みで旅をする身として考えると、もう少し現実的な視点も必要だと感じています。
マイルは“貯め方”より“使い方”で決まる
マイルの話になると、「どうやって効率よく貯めるか」に目が向きがちです。
でも私は、むしろ
どう使えるか(本当に使い切れるか)
のほうが大事だと思っています。
たとえば、
・家族でハワイをビジネスクラス往復
・ヨーロッパへ特典航空券で旅行
そんな話を見ると、「マイルって夢があるな」し羨ましいなと思います。
でも、その裏には
・特典枠開放日に張り付く
・大量のポイント活動
・複数サービスの管理
といった、なかなかの努力があります。
それは、いわば“100点を取りに行く戦略”。
(ただし、タイパ・コスパが良ければ、部分的に取り入れた方が絶対にいいので、その辺りはまたいつか記事にします)
むしろ時間と熱量があるなら、挑戦する価値は大いにあります。
ただ、日々の仕事や家庭とのバランスを考えると、私は「80点でいい」と思うようになりました。
思ったより、マイルは遠い
マイルを貯め始めると、少し現実に気づきます。
たとえば東京–福岡を往復しても、貯まるのは約1,000マイル前後。
同区間の特典航空券(片道)には約9,000マイルが必要です。
つまり、約9往復でやっと片道分。
「あれ、意外と遠いな…」
最初はそんな感覚になるはずです。
しかも、
・希望日に特典枠がない
・繁忙期はほぼ取れない
・マイルの有効期限は原則3年
ここで一気にハードルが上がります。
夢はある。
でも、思ったより簡単ではない。
これが正直なところだと思います。
だから私は、まず国内線で使う
海外ビジネスクラスは確かにマイルの価値を最大化できます。
でもそれは、ある程度戦略を立てて取り組む世界。
一方で、国内旅行なら比較的現実的です。
「マイルで沖縄に行けた」
「帰省に使えた」
こうした成功体験は、想像以上に嬉しいものです。
マイルは数字ですが、使って初めて“体験”になります。
私がJALを選んでいる理由
JALマイルとANAマイルを比べた上で、私自身はJALを軸にしています。
理由はいくつかありますが、特に大きいのは次の3つです。
1. 少しだけ“逃げ道”がある
JALは空席状況によって必要マイル数が変動します。
人気日程でも、マイルを多めに払えば取れるケースがある。
休みを自由に動かせない会社員にとって、この“可能性が残る”という感覚は意外と大きいです。
2. 空席の少ない日程でもゼロではない
たとえば3月の3連休の東京(羽田)–沖縄の片道を20日前くらいに予約する場合、
ANAで特典航空券を取ろうとするとこの通り、満席表示。。

一方でJALはこの通り、多少多めのマイルで特典航空券を取得可能な枠があります。

この通り、ANAが満席でも、JALは必要マイル数を増やせば確保できることがあります。
現金で買えば3万円前後する区間。
それをマイルでまかなえるなら、十分意味があると私は感じています。
使えないと元も子もないので、特典が取りやすいJALマイルを私は推奨します。
3. キャンセル時の心理的ダメージが小さい
急な仕事や家族の都合でキャンセルになった場合、
JALは1,100円の手数料。
ANAは3,000マイル。
数字以上に、「マイルが減る」というのは少し堪えます。
コツコツ溜まったマイルが消えゆくのはあまりにも悲しいですよね。
この差は、地味ですが大事だと思っています。
それでもANAが優れている場面もある
誤解のないように言えば、ANAは国際線ビジネスクラスのコストパフォーマンスが非常に高いですし、スターアライアンスの航空会社や個別提携している航空会社(ベトナム航空など)なども選択肢にあるため、本気で長距離特典を狙うなら、ANAのほうが理論値は上かもしれません。また、トクたびマイルも非常に魅力的なプログラムです。
目的が明確なら、ANAも強い選択肢です。(実際、私はハネムーンでANA特典を利用しました)
最近の制度変更について
最近はJAL国内線特典航空券にも追加費用が発生する流れがあり、2027年4月からは燃油サーチャージの導入も予定されています。
「改悪だ」と感じる方もいるかもしれません。
ただ、マイル制度はこれまでも変わってきましたし、これからも変わります。
完璧な制度を探し続けるより、
今使えるうちに使う。
私はその方が、会社員には合っていると感じています。
結論:JALマイルとANAマイル、どっちがいい?
結局のところ、絶対的な正解はありません。
でも、
・休みが限られている
・まずは確実に使ってみたい
・再現性を重視したい
のであれば、私はJALをおすすめします。
100点を目指さなくていい。
80点でも、ちゃんと使えて、ちゃんと旅ができる。
それで十分だと、今は思っています。


コメント