片道5.7万円でロンドンへ!(後編) 上海→ロンドン 中国東方航空MU213搭乗記|B787でシベリア上空を越えてロンドンへ

フライトレビュー

上海・浦東空港で1泊を終え、いよいよメインとなるロンドン行きのフライトです。中国東方航空MU213便、Boeing 787で上海からロンドン・ガトウィックまで約12時間の長旅。シベリア上空の絶景、3回提供される機内食…と見どころが盛りだくさんでした。

この記事では上海出発からロンドン・ファリンドン駅到着までを写真とともにお届けします。

※ 成田→上海フライト編・上海トランジットホテル編はこちらの記事(前編)をご覧ください。


目次

  • 翌朝の上海浦東空港
  • MU213搭乗・離陸
  • 機内食と機内の過ごし方
  • シベリアの絶景・ロシア上空ルート
  • 中国東方航空を正直レビュー
  • ロンドン・ガトウィック空港到着
  • ガトウィックからロンドン市内へ:ThamesLink直通
  • ファリンドン駅到着・ロンドン上陸
  • まとめ

① 翌朝の上海浦東空港

ホリデイイン浦東空港をチェックアウトし、連絡通路を徒歩で上海浦東空港のターミナル1へ。朝の浦東空港は、前夜の深夜到着時とはまったく違う表情を見せてくれました。

朝の浦東空港。吹き抜けの天井が開放的で、世界有数の規模を誇る空港の迫力を感じます。

出国を終えた後、搭乗まで少し時間があったので、ターミナル内を散策しました。クラフトビールのGoose IslandやLaduréeなど気になるお店も並んでいます。

搭乗前に売店で購入したこちらのジャスミン茶。中国のコンビニでよく見かける定番ドリンクです。ものすごく濃ゆいジャスミンの味と香りが素晴らしく、結構気に入ってます。

国際線出発ゲートへ向かう途中、ロンドン行きのB787が朝の光の中で準備をしているのが見えました。

ゲートから見えるロンドン行きB787。いよいよここから12時間の長旅が始まります。


② MU213搭乗・離陸

搭乗ゲートへ進み、MU213便に乗り込みます。機材は昨日のA350に続き、今日も比較的新しいBoeing 787(ドリームライナー)。シートやモニターなどはA350と全く同じデザインのもののようです。(ただし、A350と違い、機外カメラはこの機材にはありませんでした)

上海→ロンドン便の機内。毛布も最初から用意されており、12時間フライトへの配慮を感じます。搭乗率は6割弱といった具合でした。客層は欧米人中心で日本人もポツポツいました。

タキシング中に中国国産旅客機のC909が離陸するところを見ました。

飛行機が離陸したのはちょうど9:30を回った頃。離陸直後眼下に上海浦東空港と海岸線が広がりました。浦東空港の新ターミナルの建設工事が続いてる姿が見えました。

2028年に竣工予定の第3ターミナルの建設現場

離陸直後のフライトマップです。PVG(上海浦東)→LGW(ロンドン・ガトウィック)、距離は約5,699マイル(約9,170km)です。


③ 機内食と機内の過ごし方

12時間のフライトで機内食2回、軽食は1回提供されました。通常の長距離フライトだと機内食⇨軽食⇨機内食(到着前のサービス)という順番ですが、以下の通り、最後に軽食が来るようなパターンで独特でした。機内食①(10:00) ⇨機内食②(16:45)⇨軽食(20:10) ※全て上海時間

中国キャリアは機内食が低評価なレビューが多数ありますが、この中国東方航空の便は上海地域の大衆料理の要素を取り入れたようなメニュー構成で基本的には美味しくいただけました。日本人には食べなれない味やメニューもありましたが、十分食べられる美味しさでした。

▼機内食①(メインは「上海風角煮(紅焼肉)とジャガイモの煮込みご飯」か「高菜と鶏肉の焼きそば」の選択)

機内食①の選択肢 上海風角煮(紅焼肉)とジャガイモの煮込みご飯 ←ローカル色もあって、満足の美味しさでした。
機内食①の選択肢 高菜と鶏肉の焼きそば ←ややオイリーな感じですが、美味しいです。

▼機内食②(メインは「素蟹粉面(カニ味噌風ソースの混ぜ麺)」か「宮保鶏丁(鶏肉とナッツの料理)風のあんかけご飯」の選択)

機内食②の選択肢「素蟹粉面(カニ味噌風ソースの混ぜ麺)」←蟹味噌の風味を野菜と調味料で再現した料理です
機内食②の選択肢「宮保鶏丁(鶏肉とナッツの料理)風のあんかけご飯」←上の餡掛けはご飯がもりもり進む味

フライト終盤のちょうど着陸一時間前にスナックとして菓子パンの提供が提供されました。普通のコッペパン風のパンの中に、甘辛味の鶏肉の肉松(ドライフード)が入ったシンプルなパンでした。

ドリンクは成田から上海と同様のラインナップでフルーツジュース、炭酸飲料、お茶、コーヒ、ビールでした。

食事の合間は映画を見たり、フライトマップを眺めたりして過ごしました。飛行機の外は基本的に上海からロンドンまでずっと明るい状態が続くのですが、途中照明を暗くする時間帯もあり、ムードライトが紫〜オレンジに切り替わり、落ち着いた雰囲気になります。


④ シベリアの絶景・北極回りルート

昨今の世界情勢で欧米や日系キャリアはロシア上空は飛行できませんが、中国キャリアはロシア上空も飛行可能、上海→ロンドンのルートはシベリア北部周りを飛んで最短ルートでロンドンに向かいます。

モスクワ近辺を飛行中のフライトマップ。地球儀のように丸く表示された地図で、シベリア回りのルートがよくわかります。

真冬のシベリア上空。雪と氷に覆われた凍てつく大地が果てしなく続いています。長距離フライトならではの景色で、思わず写真を撮りまくりました。

英仏海峡上空。翼と太陽光が重なるドラマチックなショット。「もうすぐロンドンだ!」という興奮が一気に高まりました。

着陸直前、イギリスらしい緑の田園地帯が広がります。


⑤ 中国東方航空を正直レビュー

成田→上海(A350)と上海→ロンドン(B787)の2フライトを経験した率直な感想をまとめます。格安航空券を検討している方の参考になれば幸いです。

✅ 良かった点

機材が新しくて快適(A350・B787)

「格安だから古い機体かも」という心配はまったくの杞憂でした。成田-上海のA350も上海-ロンドンのB787もどちらも比較的新しい機材で、機内の清潔感は十分です。エコノミーでも閉塞感が少なく、12時間のフライトでも思ったより疲れませんでした。

機内食のボリュームと提供回数が十分

12時間フライトで計3回提供されたのは素直にうれしいポイントです。メインのほかにサラダやデザート、スナックも付いており、量についての不満はありませんでした。「格安だから機内食が少ない」ということはまったくありません。

⚠️ 気になった点

機内エンターテインメントが比較的少なめ

全席に個人モニターはついていますが、コンテンツの充実度はANAやJALと比べると物足りなさを感じました。日本語コンテンツはほぼなく、英語・中国語がメイン。映画の本数も多くはないため、12時間を持て余す可能性があります。NetflixやAmazon Prime Videoのオフライン保存を事前にしておくことを強くおすすめします。

機内食が中華寄り

品数や量は十分なのですが、メニューは基本中華系に偏っています。高菜入りの麺や薬膳スープなど、人によっては食べ慣れないメニューも。2種類から選べる場合は、白飯系を選ぶのが無難です。

機内Wi-Fiは有料・速度も限定的

機内Wi-Fiは使いませんでしたが、有料オプションです。フライト中にSNSの更新や仕事をしたい方には少し不便かもしれません。フライト中はオフライン前提で過ごす準備をしておくのがベターです。


⑥ ロンドン・ガトウィック空港到着

イギリス時間の13:20頃(上海時間は21:20頃)、ロンドン・ガトウィック空港に着陸。上海を出発してから約12時間、長いフライトがようやく終わりました。

ロンドン ガトウィック空港には飛行機が潜れる連絡橋があります(香港にもありますよね)

ガトウィック空港の入国審査エリア。日本のパスポートはeGate(自動化ゲート)が利用できます。列に並ぶ必要がほとんどなく、スムーズに通過できました。日本からロンドンに行かれる場合、直行便など含め大抵はヒースロー空港に到着するケースが多いですが、こちらのガトウィックは比較的イミグレなどが空いているので、降機してから30分経たないうちに到着ロビーまで着いてしまいました。

入国後、到着ロビーに出るとすぐ目に入ってきたのがスーパーマーケットのM&S Food。「ああ、イギリスに来たんだな」と実感する瞬間でした。

到着ホールのM&S Food。スサンドイッチやスナックどころか、フルーツや野菜などの生鮮品や肉魚類まであって充実のラインナップです。


⑦ ガトウィックからロンドン市内へ:ThamesLink(テムズリンク)直通

ガトウィック空港にはターミナルに直結した鉄道駅があり、ロンドン市内へのアクセスは非常に便利です。主な移動手段は2つあります。運行頻度も多く、気軽さもあります。感覚的には日本のJRの東海道線や横須賀線などに乗るような感覚で利用可能です。

ガトウィック・エクスプレスThamesLink
所要時間約30分(ヴィクトリアまで)約30〜45分
料金目安£22前後£12〜17前後
停車駅ヴィクトリアのみロンドンブリッジ・ブラックフライアーズ・ファリンドン
おすすめヴィクトリア周辺シティ・北ロンドン

今回の宿泊先はシティのファリンドン駅近くのホテルだったので、ThamesLink一択でした。ガトウィック駅からファリンドン駅まで乗り換えなしの直通で、荷物を持ったままでも移動がとても楽でした。

チケットはクレジットカードやコンタクトレス決済(タッチ決済)で購入できます。Visaなど国際ブランドのカードがあればそのままタッチで乗れるので、両替や専用ICカードの購入は不要です。

電車はかなりの高頻度で出ています。ただし、停車駅が多いものと少ないものがあり所要時間が異なりますので注意が必要です。
ThamesLink(テムズリンク)の車内

⑧ ファリンドン駅到着・ロンドン上陸

電車に揺られること約50分弱、ファリンドン駅に到着しました。

ファリンドン駅(Farringdon Station)。「METROPOLITAN RAILWAY」の文字が刻まれた歴史ある建物です。世界初の地下鉄が走った路線の駅でもあります。

ファリンドン駅前の街並み。黄色く光るパブと歴史ある建築が並ぶ、いかにもロンドンらしい光景。今夜の宿・Hotel Indigo Clerkenwellはすぐそこです。


⑨ まとめ

上海からロンドンまでの道のりを振り返ると、「この旅程には十分な価値がある」というのが正直な感想です。

  • 中国乗り継ぎは地政学リスクもあり、ある程度旅慣れてない人出ないと不安かもしれない
  • 機内食は12時間で3回、量もボリュームも十分だが日本人には食べなれない味のものもある
  • エンタメは少なめなのでNetflixなどのオフライン保存が必須

成田→ロンドン、トータルコストは航空券5.7万円+上海ホテル代のみ。直行便の1/3〜1/4の価格でロンドンに行けることを考えると、コスパは文句なしだと感じています。

ロンドン含め、ヨーロッパ旅行を検討している方、ぜひTrip.comで中国東方航空のチケットをチェックしてみてください。


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